都会と田舎

先日。よく学習の方法について理解の深い保護者と電話で1時間近く話した。

都会の人なので受験の世界は詳しい。

都会は都会なりの、田舎は田舎なりの受験教育の問題点がある。

都会は、大学出たエリート層が多い。給料もたかい。すると小学から塾に通ってものすごい学習量をやらされる子どもの割合が高い。競争原理が根本。弊害も大きい。塾の費用は、半端ない。うらやましい。笑。毎週テストでクラスが変わったりする。子どもの競争心とプライドで、すごい問題を解く能力を身につける子の割合が高い。大学受験でこけるほうがおかしい。笑。

中学受験で合格したような子が、この塾のシステム毎日使ったら、中学で高3の範囲は終わる可能性が高い。高校3年間は、復習。もちろん志望校には受かるだろう。冗談ではない。中学受験で思考力が身につくからだ。塾生でも先取り出切る子は限られてくる。そういう子は信じられないスピードで楽しそうにやる。達成感に支えられたスピード学習は子供の脳みそを開花させる。

上位は、中高一貫の進学校に行き、また塾に通う。大学受験まで競争原理で学習する。有名どころでは、鉄録会。SEG.塾が学校の上位を牽引する。落ちこぼれも出るし、競争原理で一時期勝ち残っても学習に飽きる子も多い。つまり、塾に搾取され、踊らされた人も多い。やること多すぎて本道が見えなくなることがある。

むつかしい問題解けば実力が付く。これにとりつかれるとろくなことにならない。自分もとりつかれていた。笑。基礎からやった方が早いことが多い。

田舎は田舎で競争原理が、小学では働かない。みんなのんびり思考力のつく時期に脳みそ鍛えない。塾に行って何で勉強するの。笑高校入試は、通過儀礼。公立の中高一貫に受かると勘違いする。そっから予習すればいいのに。学校が神様。都会と反対。

大学受験前になって、ほとんど現実を知る。しかもほとんど国立にいきたがる。塾に入るのは、部活が終わってから。100点たりないなら良いほうだ。大体、150から200点上げないといけない。

都会にしろ、田舎にしろ、いろんな問題点がある。

学習ってそんなに複雑なものではない。でも準備と継続は必要だ。何をどうやるかとそんなに時間かけても忘れるのに、一気に進むというのが出来るのにといつも思う。

学習方法が似たり寄ったりで新規性がない。

都会は、教科書は自分で読める能力があるのに、やらなくていいものに手を出しすぎて、田舎は、教科書自分で読める能力がないのに学校の宿題とプリントだけをやり、

つまり

本来しっかりやれるものをやって学習し、基礎を作り、自分の志望校に沿った演習力をつければいいのから、どっちも外れる危険がある。

盲点は、教科書の重要性が、高校から急に変わるのだ。これが、転換点。何度も言うが、教科書のページ数が急に増える。教科書も参考書と変わらない厚さに変容する。

予備校の先生方、教科書が大事だと言っている。でも使わない。酷い教師になると自分の書いた参考書を何冊も薦める。そんなに読めるはずがない。金儲けが命。

シンプルイズザベスト。実際毎日入試問題の解説作ってわかるが、基礎さえ出来れば練習を段階的にやればどうにでもなる。基礎が無いとどうにもならない。

何度書いて申し訳ないが、高校からは、教科書と過去問。まずこれをたいせつにすべきだ。これを現実的に塾は、学習できやすくしている。理屈は何でもいえる。現実的に出来るには、文章の説明が要る。または、音読だけでもないよ高校の教科書。全部の科目自力で読めるなら、東大受かるレベル。そんな子でも説明無いときついはず。もっと教育に工夫が必要だと自分は思っている。そしたら子供は、学習の面白さを知る子が増える。都会も田舎もそれなりの問題がある。

受験界も俯瞰したらいろいろ見えてくるものだ。笑。

理解と反復。早く基礎を作ろうよ。入試問題分析しようよ。シンプルに考えたい。話した保護者も同じ意見だ。複雑に学習がなりすぎている。学習は、本来楽しいもので、人と競争するものでもない。