えらい塾生

中3で、学校から普通科無理と言われた子が、合格してからも塾に来て高校の数学とか、理科、英語の予習を毎日しに来る。

数学は、2次関数の最大、最小に入った。解説があるのでできる技だが、学習の仕方としてとにかく何度も何度も聞きながらすすんでいる。

この分野は、大体6月ごろだ。予習をしていないとこのあたりで、つまずき、三角比に入ると理解力のない子は、さっぱり分からなくなる子が多い。

その子に何回聞いたら分かるようになるかと聞くと、7回聞けば分かるという。

10回やることもあるという。つまりこういうことだ。理解力があって自分で予習と復習が出来る子なら、学校の授業に付いていって、宿題もこなし、どうにか高3まで過ごし、国立とかいけるかもしれない。

でもそういう子供は、こっちの高校だと少ない。

予習しないで授業に出て、1回の説明でわかってすすんでいる子がどのくらいいるだろうか。

高3の6月ごろから来る塾生見ると大抵基礎が抜けた状態でやってくる。

つまり何回も反復して理解し覚えると言う学習の基本ができているなら良いが、最初が肝心。

分からないままでめでたく卒業する可能性のほうが高い。親はどうにか学校がしてくれるだろうと思う人が多いと思う。塾に行ってかねだすのがもったいない。これもよく分かる。でも脳みそは、若ければ若いほど良い。

反復が習慣づけされると反復して理解しないといけない脳みそに変わる。そうなったらいやでも学力はついてくる。

この習慣づけは、意志力だけではかなりきつい。

それが簡単に出来るなら塾とかいらないだろう。もっとも大切な習慣づけだと思う。

これが、どれほど大切なものか、見えない人が多い。

相当自覚しないと浪人しても伸びない。教科書の中身を理解し覚えると言うことは、

そんなに簡単なことではない。