どうしたら受かるか

自分の塾は多くの塾生を指導して合格させてきた。指導方針は変わっていない。32年間同じことを言い続けている。ただ手法が進化しただけだ。

昔なら不合格にしただろうと思う生徒でもうからせることが、出来る確率が高くなった。条件はあるが。

やるのは、過去問反覆。これが出来そうで出来ないのだ。

なぜ出来ないか。

一つは、入試問題だから簡単ではないから、基礎ができていない子供とか解きたがらない。ほとんど出来ない子もいる。これをどうするか。強制しないとやらない。出来なくても良いからと自分は言う。なれてできるようになる確率が高い。

二つ目は、同じ問題は出ないから、過去問やっても意味がないという一見合理的だが、非常識がある。教員でも言う人がいるくらいだから、かなりの確率で、同じもんだい出でないからやっても伸びないと思っている。これが一番の落とし穴。

やっても一回とか2回。反覆の力を知らないのだろう。

少なくとも潜在的には、予備校とかの予想問題の方が受けが良い。

もっと問題なのは、やっても解説だけではわからないので、他のをやってしまいたくなるのだ.東大の問題とかじゃ解答見てもどうしてこれに気づくのかわからないことがある。

解説を見ただけで終わらせる、塾生にもいるくらいだから、他ならもっといるだろう。

受かるし伸びが大きい生徒は、解説を見て解きなおしをする。全部あってたら解説なんか見なくても良い。でも凡人はまねはしないほうが良い。

自分の塾は、県立と国立高専は2年連続で全員受からせた。4、5人は学校から無理と言われた生徒だが、みんな受かった。100点とか150点とか短期で伸ばせた子もいる。

県立は、12年分、国立高専は、10年分の過去問の演習と5科目の解説がパソコンにある。

解説があるのとないとでは、雲泥の差。昔はテープだが、効果はテキメン。耳は大事だ。

答えだけ目で見たがる子がいるが、伸びないことがおおい。習慣化しているのだ。伸びは少ない。

大学受験も同じだ。センターなら20回分ある。これで伸びない方がおかしいと思っている。聞いてる基礎は大して変わらない。

どうしたら受かるか。天才以外は、過去問を理解反覆すべきで、塾はそのためにあると思っているぐらいだ。これで実績をつくって来た。

答えを渡して自分でやれでは、子供の脳みそには届かない。

受験前に急激に伸びる生徒が毎年いる。そういう子は、過去問と基礎を反覆する。そしてよく解説を聞く。

簡単そうでむつかしいのだ。過去問反覆。基礎に戻るのはもっとむつかしい。

問題と答え渡すだけなら、小学生でも出来る。

過去問やりました。でも落ちました。よく聞くとやっていないに等しいやり方に気づくことが多い。