ほんとうにわかっているか

教材を作っているが、今は説明を丁寧にするように心がけている。

できない子供の目線で説明するのは、勉強になる。わかりやすく説明するには、いろいろ工夫が必要で、自分が本当に分かっていないと説明できない。

昔、論説文でわかったというのは、人に説明できて初めてわかったと言えるという旨の文章を読んだことがある。

わかる人のレベルの目線が、低ければ低いほど丁寧に説明しないといけない。

むつかしいことをむつかしく言うのは、簡単だが、複雑なものを丁寧にわかりやすく説明するのも、基礎を丁寧に説明するのも同じことだと思うようになった。

本当に分かっていないと説明は出来ない。

自分も説明するとまだ本当に分かっていなかったとか、覚えているだけで本当には分かっていないということに気づくことがある。

本当に実力が付くためには、基礎を深く理解し、むつかしいものを、丁寧に基礎に分解して、

ひとにわかりやすく説明できるようになることだろう。

教科書とか簡単だと思って使わない人が、高校生には多いが、ただ問題を暗記しているような勉強では、力はつかない。

問題を解いて答えを写すだけとか、学習ではない。これはやめたほうが良い。定期で暗記するくせがつく。段々定期でも点数が取れなくなる。

何度も言うが、むつかしい問題も本当に基礎を大切にするような姿勢で学習しないと時間だけたつだけで一向に点数は伸びないだろう。

本当に分かっているのか、ひとに説明できるかを意識すると良いように思う。

本当に分かったら忘れたくても忘れにくくなるものだろう。