同業者の視点

昨日熊本校の教室長と電話で話していた。知り合いに広島の塾で働いてる人がいるらしい。

その人は、教員免許を持っていて高校でも臨時で教えているらしい。

その人が、医学部受験の話しになって、9割センターでとっても受かるかどうかは分からない。レベルがやばいと言っていたらしい。

過去問の話になったら、過去問やらないとはなしにならない。基礎は繰り返さないと意味がない。過去問10年分100回ぐらいやったら、医学部受かるかもと笑って言っていたらしい。また、過去問は、自分の弱いところをあぶりだすためにもやるべきだと言っていたらしい。

まだ30前半でこれだけわかっているという人がいる。

電話で、教室長に、その人を自分がほめていたと伝えてくれと言った。

大体指導者と話していると反復ということを言わない。親も反覆とか言わない。能力の話が多い。うちの子は家でやらないと言う。

頭のいい子と悪い子。つまり評価は得意だが、どう伸ばすかの話が少ないというか、根本がわかっていないことが多い気がする。

この時期になると学校のパンフレットを見ると、未来を開く、国際性を身につける、高い学力、きれいな言葉が続く。

反復と言う字が無い。教えるのと伸ばすのは違う。

これが無いのに子供の学力とか伸びるだろうか。時々保護者で先生がいる。

反復と言う言葉を言う先生は、子供の学力を伸ばす可能性が高い。

そういう先生は、自分の塾を紹介してくれる。教えるだけでは、子供の学力は伸びる保証はない。これがわかっているからだ。

知識の伝達からが、本当は勝負なのだが、この後の段取りが無いことが多い。だから伸びないことが多い。

成績の悪い子でも、しつこいくらい繰り返せば段々伸びていく。

どう伸ばすか。反覆の視点を持った指導者が、増えれば、子供の学力は伸びていく。

国際性とか外国に行くしかないだろう。教育とか、地べたをはいつばって一緒に子供とやるのが本当だろう。

子どもに反覆の大切さを伝え、子供が反覆する習慣を身につけさせるのが、本当の指導だと思う。

これは、大学に行っても大事だ。

この視点を同業者で持っている人がいるのはうれしかった。