受験学習をシンプルに考えて楽しくやろう

塾が楽しいと言うのは二つある。友達と学習したり、先生の話がおもしろかったり、学力につながるか分からないところで楽しい。これも多い。

自分も若かったころは、授業も楽しくやろうと冗談言いながらやっていた。ただこれで本当に良いのかと思っていたが、それなりに伸びた子もいた。

このごろは塾生が学習が楽しくなったと言ってくれることがある。これが一番うれしい。

学習は普通苦痛だ。自分も好きな科目はやるが、嫌いな科目は分からないからできないの連鎖だったが、今から考えるとどうしたら好きになれるかよくわかる。

学習は、インプットとアウトプットの二つがある。きついが大切なのはまずインプットだ。基礎だ演習だと言うが、問題集で基礎を固めるのもインプットと自分は位置づけている。教科書とか単語を覚えたり、数学で教科書とか問題集使って基礎を固めるのはインプットの段階だ。

このインプットだが、凡人はパソコンかなにかを使わないと効率が悪いと思う。このインプットが十分できた段階になると学習が苦痛になるはずもない。応用問題を解きたくなってしょうがなくなる。

楽しくというのは,インプットを効率よくやらないとむつかしい。

アウトプットと言うのは、入試問題を解いていくことで、それまでの演習とは、重要度も力のつき方もまったく違う。

中学入試の問題、高校入試の問題、大学受験の入試問題。これらは非常に優れた問題が多い。インプットが終わったらどんどん解くのがいい。実際に出された問題だ。こういう問題を時間を計って解くのアウトプットと考えている。

それまでは準備と考えたほうがいい。模擬試験を受けるのは、自分の弱点を見つけるためだし、予想問題を解いたりするのも応用力をつけるため、あくまで過去問の演習の準備と考える。

これがごちゃごちゃになっていることが多い。

楽しく学習を進めるには、インプットは効率よく、そして反復して早めに準備する。

そしてアウトプット。これを十分にやりこむ。これが本当に楽しく受験学習をすすめて、結果を出すやり方だと思う。

難関大合格コース、何とかコースと言うのが多いがインプットができていない人は、時間と金の無駄になりやすい。受験はシンプルに考えるべきだ。

なにをどうやるのかもだが、根本となる考え方も大切だと思う。