基礎の戻り学習

時々子供を直接教えると、基礎ができていないのに驚くこともある。中1の数学とか小学校でも似たようなことをやっている。 数学の出来ない子とか小学校でつまずいていることがある。どうしたら良いか。小学からやり直すしかない。

自分の塾はできる子だけいるわけでもない。本当に分からなくて困っている子も教える。 教科書とか解説した教材とか少ないし、総復習するのに短時間で見直すようなのも少ない。 映像教材とか今は多いが、基礎から積み上げていくと言うのは少ない。できない子でも何度もやらすと少しずつできるようになる。

分からないから、つまらない。つまらないからやらない。何度も基礎を繰り返したり、学年を下げて学習したりすれば、どんな子でもすこしづつだが伸びるようになる 3回ぐらい繰り返すとだいたい分かるようになる。 耳たこだが、反復するための教材だ。子供の分かりだすまで根気よく反復させれば極端な場合を除けば、分かるようになる。

どんな教材を与えれば良いのか、どういう順序が良いのか、同じシステムでも雲泥の差が出る。これは経験値が物を言う。試行錯誤の連続から来る勘というのも大きい。 できる子だけ教えているわけではない。 塾とか本当の力は、どれだけその子の学力を伸ばすかだと思う。 できない子も伸ばす。

そのためには、戻り学習と教材の適切な組み合わせが絶対条件だと思う。 映像教材とかでも使わせ方、組み合わせこれは、いろんな方法があり、子供を見て一人一人違う教材を与える。 藪医者に見てもらって間違った薬を飲んだら、かえって具合が悪くなる。

映像学習もピンきりだろう。要は、使わせ方で決まる。 段階を踏んで、反復しながら進めるのが、映像教材の使いかただ。 子供の学力を上げるには、鳥瞰的視野が必要で、部分と全体を二つとも考えるべきだろう。