206点上がった。

センターマーク模試を塾生浪人に受けさせた。前年より206点上がった子がいる。正直大丈夫かと心配していたが。上がった。本人も親も相当喜んだ。

調子に乗ったらまずいが、2ヶ月で本人もよくわかるようになったと言う。基礎ができてきた証拠だ。問題とかちょっとしかやっていない。

教科書とか単語とか文法とか基礎をやってるだけだ。基礎がどれほど大事なものか。

基礎ができていてセンター8割、9割の人は、問題演習がんがんやってもいいだろう。

でもそうでない人は、そういう人が多いのだが、問題演習だけでは伸びない。その浪人の子も現役のころほかの塾に行っていたらしいが、基礎より問題演習をやっていたらしい。

昔、こういう子がいた。医学部狙って大手の予備校に1年、それでセンター100点伸びた。そしてほかの個人塾の予備校に行って、今度は、100点以上下がった。そこであきらめて受かった女子大に行っていたが、あきらめきれないと今度は、ある人の紹介で自分の塾を訪ねてきた。

よく話を聞いていてこの子は受験をやめたほうがいいとアドバイスをした。受験を続ける精神状態ではないと判断したからだ.人間体と精神が一番だ。

悪い癖を抜くのにも時間がかかる。病むような学習はやめたほうがいい。伸びる学習しないと精神と脳みそが病む。

どういう学習をしていたか聞いた。

2年目で下がった原因が分かった。弱点つぶしに問題演習てその塾は対処しようとした。弱点を発見するのはいいが、基礎からやらないと伸びるはずがない。問題解けば伸びると思い込んでいる。基礎と問題演習どっちもやらないと伸びない。

その塾の生徒はほとんど成績が下がったらしい。それでもやり続けられるのが不思議だ。自分はそういう能力はない。

学校もピンきり、塾もピンきり。

よく合格者が参考書すすめているが、真に受けないほうがいい。

基礎ができていないのに問題が解けるようにならない。当たり前のことを当たり前にするのが一番の近道だが、これが一番むつかしい。