やってみなはれ

サントリー会長の言葉だが、受験に関して言うと、自分の志望校の入試に出題された問題を早めに一回はやってみたほうがいい。早くやるとどうしてよいか。

まずどういうレベルなのかが分かる。大学受験レベルですらすら解けるほうがおかしい。誰でも出来る問題で差が出るはずが無い。出来なくても気にするなと言うが、自分も出来ないことがある。笑。

やってみないとどの程度のものなのか、また時間制限はどうなのか。敵を知らないと話にならない。大抵2次レベルになるとそのレベルの高さに驚くだろう。どこの問題でもそれなりの難しさだ。

次にどういう分野が多いのかとか、英語ならどのくらいの長さだとか、国語なら制限字数はどうなのかとかとか大体分かる。

また自分のやっている問題集のレベルで対応できるのかなど指導者がいるなら聞いたほうがいい。この見極めが大事だ、

やってみて出来ないからといってまた新しい参考書とかやると収拾がつかなくなる。過去問を繰り返すしかないことのほうだ多い。大抵過去問の反復がまずたりないと凡人は落ちることが多い。

塾生見ていても参考書の数の多いのと合格率は、反比例する。全部中途半端になって断片的な知識があるだけになりやすいからだろう。本番で使えない知識が多い。

受験界で定評のある本ならたいした差は無い。教科書と過去問だけで十分なこともある。というよりそれだけでも相当な時間がかかる。

塾生見て思うのだが、学校から言われたことしかやらない子とか受験をどう乗り切るのだろうか。低い山なら登れるが、高いとかなりきつい。田舎は大抵高すぎるくらい高い山を目指す人が多い。高さの把握が出来ていないからだろう。

自分の目指す山がどのくらいの高さか、把握できないでどうして登れるのだろうか。エベレストと、富士山と、霧島山と、築山の把握が出来ていないと話にならないだろう。

まずある程度基礎ができたら、早めにやってみなはれ。

そこからが本当の出発だと思う。高さの把握が出来ないと何も始まらない。

後はどう登るかだ。登る道の決定とと登り方と準備が必要だろう。

高さの把握と準備、これがどれほど正確に出来るかこれがまず大事だろう。厳しく把握したほうがいい。