式辞

信州大の式辞もだが、東大の卒業式辞が話題になっているので、読んでみたら、良いことが書いてあった。簡単に言うと自分の目で確かめろと言うことだ。今は、ネットで直ぐ情報が入る。ネットの情報とか、でたらめが多い。特に企業の営業操作による情報とかかなり危ない。

情報が正しいのか確かめる必要を東大の教養学部の長は言いたかったのだ。これは、一次情報を調べることだ。たとえば、数学の問題集の解説が分からなかったら教科書を調べるとか、そういう単純な調べる作業の必要性を言っていると思う。

人のうわさも正しいかどうか分からない。何が本当で何がうそか、自分で調べてみることの重要性を言っていると思う。当たり前だが、いい加減な情報にさらされている現代社会で生きているわれわれに警鐘を促すものだろう。

東大に入って卒業する人に話した内容だが、これはネット社会で生きるわれわれに対しても説得力のある式辞だろう。

一次情報に立ち返ると言うのは大事なことだ。これは、F大先生が何時も言っていた。プリントより参考書、参考書より教科書。一次情報としては正確だ。本がうそを書いていこともある。間違いを指摘できると言うことは、丁寧に学習している証拠だ。

人の言うことは当てにならないこともある。自分の頭でよく考えると言うことが大切だ。自分は、自分なりに今の学習方法に疑問を持って、自分なりに考えて塾の指導をしている。

何をやっているのか、考えない人にはわからないだろう。

でも今でも自分たちの指導がいいのか、何処に問題があるのか探っている。

こちらのにあるある県立高校でホームページを変えた。進路のところが24年度だけになっている。どうしてか。

詳しくは言えないが、よくわかる。都合が悪いからだ。

情報は、自分の目で確かめること以外には、正確な情報は与えられないと言うことを式辞は再確認させてくれたと思う。

でも残念ながら、人間の認識と言うのは、目で読んだものを正確には把握できないらしい。脳が識別機能を発揮すると言う英語の文章を読んだばかりだ。それも本当か分からないが。笑

当たり前が、本当にあたり前なのか分からない。最後は、神様に聞くしかないようだ。笑。

そこがおもしろいとこなのだが。