チリも積もれば山となる。

受験で難関受かる子が、どのくらいの年月親も子もかけているのか、塾だとよくわかるが、結果だけ聞くと、あそこは家系的に頭がいいの、出来が違うのとか簡単に言う人が多い。

遺伝的な要素は、否定はしないが、ノーベル賞をもらうレベルならまだしも、大学受験レベルでは、そこまで遺伝で決まるとは思えない。

自分らより頭の出来が違う人はいっぱい見てきたし、塾生でもこいつは自分より切れると言うのも教えてきた。やり方がよくて、続ける素質とか、まじめさとかそういうのを含めると能力によるともいえる。

自分らより能力的に上だと思えない子でも、難関大に受かった子はいる。やり方で能力も変わるように思う。理解力だけで決まるより、ドンだけ反復して理解したかで決まるように思う。

親が高学歴だからとかは、子供の教育に対する熱意が違うだけだろう。教え子でも、親が高卒で、東大や医学部に入った子は、親が熱心だった。素直さとか素質も在ったのは確かだが、遺伝だけで決まるみたいなそんなことはない。

ただ田舎は、短期間で受験を捉える人が多すぎる。塾に1年行けばどうにかなるだろうとか、金はなるだけ出したくない。でもいいところにいってほしい。そういう親が多い。笑。

難関とか10歳から準備してどうなんだろうと言うレベルだ。ある親が、自分の子供を3人東大理科3類に入れた話があって、1歳から本を読ませることと音楽を聞かせる、それも1万冊読み聞かせをしたとある。18年間で受験を捉えている。

そこまではしないほうがいい。笑。

でも言いたいことは、学校行ってて、半年とか1年で結果を求めるのはどうかなと言いたいわけだ。

学習法も大事だが、長いスパンがないと簡単に結果をもとめることじたいがまずいのではないか。

チリも積もれば山となる。これは、学習特に受験には、必要な格言だと思う。

受かった子には受かった子なりの他人からは見えない努力の蓄積がある。そこが、えらいのだと思う。

それからは、また次のステージがある。