昨日高1の女の子が体験学習をした。聞くと数学と英語はひどいらしい。数学で使っているのは何かと言ったら、問題集だと言う。教科書使わないのと聞くと、時々使うと言う。
証明はするのと聞くと、先生が時々するけどみんなわからない子が多いので、できる子に聞いてでおわるらしい。
問題演習などする段階ではない。クラスのレベルが低いならやり方もあるだろう。不思議なのは、トップクラスもそうでないクラスも同じテキストで同じ試験をする。
ただ下のほうのクラスとかものすごく理解していない子が多い。学校に行ってぼーとしてどうやってテストと宿題を乗り切ろうと考えているのではないかと思う。
わからないとつまらない。つまらないとやらない。やらないとできない。悪循環に陥るとおつむはさっぱりとなる。宿題を人のを写して提出する子が多いらしい。
理解すると言うことが基本だ。学習の根本はなぜかだ。数学ももちろん、なぜ、どうしてこれがいつも頭にないと学習はつまらない。でも、なぜとかどうしてとか、どうしてもこの問題といてやろうとか、積極的な考える姿勢が育たない学習を続けるとどうなるか。
考えるのは面倒でおもしろくないになる。自分も学習を続けられるのは、わからなかったことがわかったりするとおもしろいからだ。
子供たちの教材をつくりながら、なるほどそうなのかと今でもと言うより、まだいっぱいある。
理解しないで覚えようとしたり、丸暗記しようとはしないほうがいい。そういうのが、習慣付けられるとそれから、逃れるのに時間がかかる。一種の病気だ。
はたから見て机に座っていても、病原体をせっせと取り込む作業をしているのと同じだ。考えられない考えようともしない病気にならないようにしたほうがいい。
学習の根本は、なぜかだ。これがないと病気になりやすい。
ところで、この塾の都原校に、かよう高校1年の子がいる。トップクラスでもない普通のクラスだ。理数科を含めて、模試の数学学年全体で、2番だったらしい。英語は7番。
教科書の予習と、英単語の暗記と文法をパソコン使ってやっているだけだ。普通クラスのトップクラスでもない子が、下剋上を起こしたわけだ。普通クラスが、理数科のトップを抜いている。
国語は、塾でやっていないが、やったらこの子ならまた伸びるだろうと思う。
当たり前のことができるだけで差がつく。まともにやれれば伸びる。クラスとか関係ないといういい見本だ。
理数科とかトップクラスとか名前につれられて入っても病気にかかる子は多い。親には、見えない怖い世界が広がっている。