過去問演習

昨日熊本校の教室長と話した。高1の子がいるが、私立に通っている。かなりできる子だが、高校入試で、県立の一番手に落ちたらしい。中学時時代は、個別指導の塾に通っていて47都道府県の過去問をやったらしい。

国語で失敗したらしいが、やり方に問題があったのではないか。数をこなしても繰り返しをしななかったり、時間制限をするとかやっていたのだろうか。やり方が雑では、結果は出ない。

演習の仕方が大切だ。演習しながら、基礎に戻らないと力はつかないことが多い。高校入試でそれだけのもんだいをやって落ちるということは、ただもんだいをこなしていただけで、解説があったのだろうか。復習がたりなかったと予想する。

たくさんの県別の過去問を解いていくやり方はとてもいいやり方だ。たくさんの過去問を解いて、自分の受験校の過去問をやるのが一番の確実な受験方法だとおもう。凡人は、できるだけ問題にあたるほうがよく、復習をすればするほどいい。これは、大学受験にも当てはまる。

分野別の問題だけでは、理解力と応用力の高い人は、本番でも成功するかも知れないが、凡人が確実に受かる方法は、実物の入試問題にたくさん当たることだ。

受験指導書を見るととても多くの参考書を読まないと受からないようなことが書いてあるが、教科書と過去問の演習が抜けていることがある。確実に受かる方法つまり誰でも受かりやすい方法ではない。教科書と過去問が基本で、参考書は参考にするものだ。参考書を何冊もやる時間などあったらもっと大切なことをやるべきだ。基礎ができていないのに、参考書オタクはよくない。

また演習の仕方を知らない人が多い。やればいいといいわけではない。難関になればなるほど、誰でも過去問の演習をやるだろう。差が出るのは、どういう演習の仕方なのか、分からない問題は、基礎に戻ったのか、その中身をよく分析することが大切だとおもう

大体聞いている基礎は同じであって、基礎の組み合わせが、分かるから、過去問演習は有効なのだ、たくさんやれば似たもんだいは出てくるが、宝くじに当たるような気持ちで演習するのは。やめたほうがいい。

よく塾生に過去問やれと口癖のように言うが、入試が終わったとき、傾向が変わったとか、もんだいが違うのが出ていましたとかわけの分からないことを受かったのに言う人がいるが、いちいち説明するのが面倒なので笑って受け流すことがある。

よく予備校などで、テキストと同じもんだいが出たとか、商売上言うが、そんなのにつられるより基礎とか単語とか覚えたほうが合格するだろう。

予想は自分で立てるならいいが、受験は競馬の予想とは違う。あくまで入試は、基礎の組み合わせで解くということを常に意識する必要がある。そのための過去問演習だとおもう。