受験勉強って何

よく聞く言葉に、受験の詰め込み教育とか暗記教育とかよくないとか、もっと自由な発想の教育が大切だとか。そんなのは分かっている。ところで、具体的にはどうすっればいいのかというと具体性にかける議論が多い。しかし受験勉強が、本当に弊害になるだろうか。

暗記で通用するのは、どう考えても一部だし、大学受験に鑑みるとほとんど暗記で乗り切れるような大学は、一般入試では国立に限るとほとんどないだろう。文部大臣が、暗記の弊害という前に入試問題見てから言ってもらいたいとおもう。おそらく自分が暗記の学習をして、大学に入ったと推測するのは、自分だけではないだろう。推薦増やして何がプラスになるのだろうか。

受験勉強が悪いなんてことはない。そもそも入試問題についていえば、国公立の2次の問題など相当正確な知識と理解に立って学習しないと歯が立たないだろう。つまり、国立2次の問題が解けるということは、まともな学習をしてきた証拠だとおもう。そのような力がつくような学習ができているなら、すばらしい学習をしていると言えるとおもう。

一部の私立大のの重箱の隅をつくような問題もあるが、受かった連中が言うにはそんなのはできなくても合否にほとんど関係なく、社会の日本史などでも教科書をしっかり覚えれば合格点が取れるという。そのとおりだとおもう。

センターの問題にしろ教科書をしっかり理解して過去問演習すれば、普通の国立は、合格点が取れるはずだ。

つまり、基礎をしっかり身につけ、過去問の演習に励むのが受験勉強で、国立2次の問題が解けるような勉強をすれば、大学に入っても十分ついていけるということだとおもう

まともな受験勉強をすれば、力がつき、学習の面白さも分かり、国立2次の問題も解けるようになる。まともな受験勉強ができていないことのほうが問題で、受験勉強が悪いということではない。

中学受験にしろ、高校受験にしろ、まともなやり方で取り組めば、相当な学力がつくとおもう。問題は、何をどうやるかなのだ。