これは、昔指導していた高3のことだが、入塾してまもなく数学の定期テストは、95点、模擬試験のセンター模試では18点だったことがある、
定期テストの準備で、質問があったが、基本的な定理とか定義が分かっていないのに驚いたことがある。定期テストで高3になっても、答えを暗記していれば、どうにかなるようなテストを
することが疑問があるが、
問題の答えを覚えて、吐き出すような思考方法がくせ付けられてしまうのが怖いが、
そういう学習と言うのは、非常に危険だと思う。
基礎知識ヲ正確に理解して、それを問題文を読みながら、出題者の意図を酌み、
思考して、答えを出す。その過程が大事なのに、答えの流れを暗記するような
やり方は非常に危険だと思う。
宿題をやるにも、定期テスト対策をするにも、
思考方法が根本的に間違っていると、未知なる問題は、解けることは少ない。
根本的な学習のやり方、問題の解き方、解けなかった問題をどうするかなど
いちいち学校が、教えたりはしない。定期テストは取れるけど、
模擬試験になると、とんでもない点数になるという原因は、
見えない世界の問題なので、ほとんど指導してみないと分からない。
基礎知識をしっかり入れ込んで、それを自分の力で組み立て、問題をしっかり読んで、
解いていく。この基本形は、守るべきだと思う。
こういう習慣は、環境が大きい。小学生から、いい環境にいれば、
どんどん伸びていく。高3になって慌てても、間に合わないことが多いのは、
根本的な思考方法が間違っていることが原因だと思うことが多い。
正しい思考法を取れる子供に育てたいと思っている。