本それ自体を解説するのと、本にそって解説するのはまったく違う。

今度中学1年になる子がいる。その子は、数学の教科書の予習をしようということで、全部丸ごと教科書それ自体を解説したものをやらせたら、半月ぐらいで、

全部終わらせた、つまり、2週間ぐらいで。教科書に書いてあるもの全部を一回やりとおしたのだ。そのこは、全科目中学1年の科目を、入学前に終わらせるという。

本それ自体が、パソコンの画面に出る。それを、丸ごと解説するのだから、抜けはないし、反復すれば、ほとんど理解できる。本にそって解説するというのは、授業でもそうだが、本を読み上げているわけでもない。

大体、映像授業でも、学校の授業でも、本にそって解説しているのであって、本それ自体を解説しているわけではない。

その子曰く、先生このシステムが全国展開したら、すごいことになりますね。子どもは賢い。そういってもらえるだけでうれしい。

子どもに本当に必要なもの。出回っているものではないと思う。本の内容を、脳ミソに落とし込むことが、むつかしいのだ。それができるのが、本自体を解説した教材だと思っている。

とにかく進度がやばいことになる可能性が高い。特に教科書それ自体を解説したものの価値は恐ろしく高いと思っている。あとは、過去問の解説だろう。

解説のない教材とあるのとでは、雲泥の差。

きのう高校の物理の教科書の予習をしていた女の子が、この教材やって授業に出ないと、

授業だけだとさっぱり分からないと言っていた。これは、よく分かる。笑。

本を買って与えたところで、凡人は、途中で挫折するが、解説があるといやでも進む可能性が高い。自分で最後まで、全部読める人は少ないと思う。高校分野になると相当難しくなる。

でも、最後まで読みきれて基礎さえできれば、後はどうにでもなると思う。このブログを見ている賢者ならお分かりだろう。