浪人して伸びない理由

世間では、浪人するとみんな伸びると思っているらしいが、そうとは限らない。

3割が、落ちて、3割が現状維持、あと4割が伸びるらしい。

塾生浪人の子がいて、200点近く伸びて国立に受かる点数だったが、その子と高校で同じクラスで、大手の予備校に宮崎まで通って、

物理が8点だったという。

うそだろうと言ったが、本当だという。これでは、ほかの科目がどうだかは知らないが、想像できる。

浪人して伸びる子は、ある程度基礎ができているのと学習のやり方が分かっていることが前提で、普通の予備校は授業を展開する。つまり、基礎は自分で身に付けるなり、しないとどうしようもない。

これがわかっていない人が多い。

自分の塾とか岡山のなる塾とか浪人を確実に伸ばしているのは、基礎の入れ込みと過去問演習の反復というのをやっているからだ。

基礎が出来ていないから浪人している場合問題演習だけで伸びるのはむつかしい。問題を基礎に分解できないとまったく力はつかないことが多い。

問題を解くには、基礎を使って解くのだから、まず基礎をできるだけしっかり身につけないといけないが、高校分野の基礎は膨大だ。これをしっかり身につけるためには、よっぽどしっかりしたかんがえでやり直さないと、

悲惨な結果になる。

浪人するということは、親も子も大変なことだ。簡単に予備校を決めすぎではないだろうか。

国立ねらいで、センター500取れていないなら、基礎からみっちりやり直さないと簡単には浮上できないと思う。

100点、200点伸ばすというのは、下るエスカレーターを逆に駆け上がるのと同じことをするのと似ている。

なぜか、人間は忘れる動物だと言うこと。これをわすれた学習法では確実には伸ばせない。

3年やってできないのを1年で伸ばすのは、普通のやり方で凡人ができるだろうか。

そんなに根性がある人だけではない。