集中して回す。

これは、もっとも伸びる学習のやり方なんだが、実践できるのはむつかしい。いろんなレベルの子もいるし、学習の習慣の蓄積と言うのもあって、塾の目指す学習理論というものを限られた時間で、実践できる子と言うのは、限られている。

やったら伸びる方法はある。子どもがやって伸びるのがわかって初めてわかるので、最初から子供にすぐ学習理論を体得させるのは、むつかしい。実践の中で、子供がどうやったら伸びるのか理解しないと続かない。

だだ、指導者が伸ばす学習理論をしっかりもっていないと、また成功体験これは自分のではなくて、子供を伸ばす成功体験をした人、で子供を伸ばすのに喜びと情熱がないと伸ばす確率は低い。子ども目線も必要だ。

素直さのない子は、無理だが。

昔作っていた教材で、反覆するために作っていたものがある。書きながら学習することが必要な科目もあるが、問題解くより、ある程度覚えないと点数伸びない科目もある。

塾生で、中3の子が、数学と英語は伸びたが、理科と社会を、あまり塾でやっていなかったら、これで足を引っ張られて、総合点は、学校の実力で72点しか伸びなかった。150点伸ばさないと受からない。

それにしても社会の点数とか酷すぎた。

これはまずいと言うので、昔作っていた短時間で回す教材をやらせた。理科は、一日5時間あれば回せる。一回回すだけで相当点数が伸びた。

社会は、3回目に入った歴史は、急に伸びてきた。書くのではなく、聞いて見るだけだが、こういう教材は、中学の範囲は、特に効果が高い。

手ごたえを感じた。まだ1週間足らずだ。映像教材の優れた点は、とにかく早く回せることだ。授業や自習では、凡人は無理なくらい早く回せる。この視点がもっとも大事だが、わかっていない人が多すぎる。

高校分野の日本史とか世界史も、聞きながら何回も回したほうが良い。

そもそも短期間で集中して、回すと言う視点がなさ過ぎるのではないか。2年間より2、3日で回す。しかも網羅性のある本を回すと言う視点が、教育の方法として有効なのだが、

映像教材も使い方、作り方にもコツがある。有名どころの映像教材は、網羅性が弱い。説明がうまいだけでは、穴が出来る。

塾生で、集中して回すことの出来る子供は、伸びる。特に暗記の要素の高い科目は、本を回すことが必要ではないか。3回回せば大抵伸びるが、1回で終わらせる習慣がついている子供が多い。

書きながらやるのが良い訳でもない。全部の科目同じようなやり方は、効率が悪すぎる。

いろんな科目を指導していないとわからないし、自分もまだ試行錯誤の連続だ。