大手塾が高等部を開設しました。それまで、高校生を対象とする塾は、あまりありませんでした。ちょうど大手が開設した年,小学校から育てていた高3に優秀な子が、多く、塾としては、最高の実績を上げました。阪大1、九大3、国立医学部1、早稲田、慶応、など27名の塾生のうち23名が国立大学に合格しました。しかし、チラシを出しても,新規入塾者は、たった1名でした。手の打ちようが無く、本気でどこか別の場所に移転しようと思いました。努力しても、報われない。伸ばしてもどうしようもない。都会の塾とは違った意味で、田舎の塾も苦悩があるのです。完全にお手上げ状態でした。