テープ併用学習の推進

ちょうど大手塾が進出したころ、わたしは、速聴に興味を持ち、人間の脳が、視覚と聴覚を同時に使うほうが集中でき、倍速を使えば能率よく学習できることに気づきました。そこで、小中高ほとんどすべての教科について、カセットテープに解説を作っていきました。ちょうどそのころ、佐田君という子が浪人で、入ってきました。朝から晩まで、作ったおかげで大学受験まで、ひととおりの科目までできました。自分が、苦手な科目も、教科書からやり直しました。彼は、現役の時、センター試験800点満点で375点しかとっていませんでした。それを、300点以上伸ばし国立の医学部に合格したのです。彼の学校は、広島のキリスト者を育てるので、ほとんど受験勉強をしていませんでした。校長先生が、驚いていたらしいのです。