逆転現象

高3を指導していて分かるが、塾の教材を、一生懸命やっている子は、模擬試験でも確実に伸びている子供だ多い。学校の教材を中心につまり、宿題それは、授業のためにあるわけだが、これ中心にやっている子は、点数が伸びていないことが多い。 理由はあるが、そもそもセンターにしろ二次試験試験にしろ、文部省の教科書の枠外からは出ない。ところが、その基礎の部分が多い。さらっと、一回まわしたのかどうか分からないような段階で、 基礎を使う。つまり問題演習。いろんな教材を、授業のために予習という形に出すわけだが、基礎ができているならいいが、見るところ、上位の子はべつとして、もう一度基礎を固めるべきと思う子供のほうが多いと思う。 英語は、単語、文法。熟語、数学は、教科書。その他も同様。 基礎が 抜け落ちているのに、問題演習だけで、しかも、時間制限なしでやるような時間をいくら増やしても、しかも、ほとんどの科目をやらなければならないが、答えを渡さないとじかんがかかり、答えを渡していると答えを見ながら、うつす子供もいる。 塾生の普通科の子がいるが、トップクラスは、宿題が多い。下のクラスは、宿題が少ないらしい。ある塾生は、ほとんど学校の教材を塾でしないで、がんばっていたら、模擬試験で600点を越えていた。上のクラスでも、600越えはどのくらいいるだろうか。 トップクラスの子が、宿題におわれて、それを中心にやっていたら、前回より下がって、普通クラスの子に大きく差をあけられていた。その子には、いろいろはなしをした。 そもそも、よく考えてみたほうがいい。模擬試験の点数と本番の点数は、比例する。そうだとすると、模擬試験の点数が伸びないなら、原因があって、それをどうするか。真剣に考えるべきだと思う。 スポーツでも何でもそうだが、基礎がまず大事で、 いくら演習やっても伸びないと思う。 どこのクラスとかほとんど関係ないと思う。点数が伸びるかどうか、ポイントが外れた学習では。 得点力がつかない。逆転現象はいくらでも起きる。 自称進学校のあるある。核心をついている。 基礎ができていて、過去問の演習ができているなら、学校の教材をやってもいいが、 やるべきものが、逆転している気がする。 一人800点越えた子がいる。そういう子は、学習の組み立て方が分かっている。 学校の教材と塾の教材をうまく使い分けている。 学校と塾で加速度的に伸びていく。