宮崎大学教育学部 (県立都城工業高校卒)

 私は、1年間浪人してこの春、宮崎大学(教育学部)言語文化コースに合格しました。工業高校は一般的な普通科の高校とは違い、工業数学などの実業的な教科は習いますが、大学入試に必要な教科は習いません。そのため、古文・漢文、数ⅠA・数ⅡB、生物、化学、地理Bなどの教科を最初から勉強しなければならず、特に私の場合はほぼゼロからのスタートでした。進路を変えようと思った私は高校の先生へ相談しましたが、工業高校では浪人して成功した前例がなかったため、当然反対されました。大手予備校へも相談に行きましたが、2年は必要だと言われました。いろんな人からそう言われた私は、普通に勉強しても間に合わないと実感し、九州進学研究会で勉強することを決めました。体験学習で体験した、スーパーイーグルシステムなら、成功するかもしれないと思ったからです。
 1年間浪人するにあたり、私は2つのことに気をつけました。
 1つは、計画性を持って勉強することです。この塾の長所はパソコンを使って自分のペースに合わせて勉強できることです。分かっている部分は速度を上げて勉強し、不安なところは何度も見て勉強しました。そうすれば短時間で基礎を頭にしっかり入れることができます。私にとって、短時間、というのは重要です。なぜなら、私は工業高校出身で、他の人と一緒の計画ではとても受験に間に合いません。なので、私は夏休みまでにはすべての教科を一通り学習し、センターの過去問を1教科あたり最低40回分は解きました。私は特に英語が不足していたので、英語だけは50回分の問題を解くようにし、問題で分からない部分があればその度パソコンで勉強し直しました。こうして過去問を解きつつ、自分の抜けている部分を埋めていくのが最も最短の勉強方法だと思います。
 2つは、規則正しい生活を心がけることです。毎日同じ時間に掃除をしたり、昼食を食べる時間や休憩を取る時間も決め、たまには運動もしたし気分転換もしました。規則正しい生活を送ることで、無理もしないし、怠けもせず、日々勉強に励むことが出来たと思います。
 これから受験をする人は、覚悟を決めて勉強してください。とりあえず○○大学へ行こうかな、といったような軽い気持ちでは、最後まで本当に耐えられないと思うし、難易度の低い大学へ簡単に目標を変えてしまうと思います。私は入塾する際に塾長にこう言われたのを覚えています。
「勉強は最後は根性だ」
この1年は本当に辛く苦しかった1年でした。
塾長のあの言葉は本当だったなぁと今になって感じています。
本当に1年間お世話になりました。ありがとうございました。